あたたかいお布団がぬくぬくと気持ちよすぎて、
朝、なかなか起きれない季節になってきました。
朝夕の冷え込みが厳しくなってくると、
からだの<冷え>も気になるようになってきます。
もともと冷え性だと認識している方は、特に敏感かもしれないですね。
暖房で部屋をあたためたり、
ストールやレッグウォーマー、カイロなどで寒さ対策をしても、
からだの外からだけでは限界があります。
からだの中からも、あたためていくことが大切です。
からだをあたためる食べ物と冷やすたべもの
私たちの口から入った食べ物が、私たちのからだをつくっています。
なので、
からだの中からの冷え対策には、<なにを>食べるかが大切です。
毎日の食事や献立、どうやって決めていますか?
食べ物の<性質>から毎日の食事を考えていくと、
栄養バランスだけでなく、からだにもやさしい献立になります。
食べ物には、体をあたためる食べ物と冷やす食べ物があります。
<陰陽>という漢方的な考え方があります。
世の中のもの全てを陰か陽にわけて考えます。
(陰が悪くて陽がいいとかいうわけでなく、光があるから影があるというように対局するものです)
からだをあたたためる食べ物=陽性、
からだを冷やす食べ物=陰性とします。
私たちが毎日食べているもの、
ひとつひとつにも<陰と陽>があることになります。
陰性のものは、からだを冷やしたり、血管をゆるめるはたらきがあります。
トマトやナス(ビールも)など、暑い季節が旬だったり、
バナナやパインなど熱帯地方が産地のものが多いです。
色でいうと、白い(牛乳・砂糖など)、青い(なす・わさびなそ)食べ物です。
陽性のものは、からだをあたためたり、血管をひきしめるはたらきがあります。
にんじんやごぼうなどの根菜、
みそやしょうゆなどの発酵食品などです。
色でいうと、赤い(人参・鮭など)、黒い(あじ・いわし)食べ物です。
りんごのように、陰性でも陽性でもない真ん中のものは、
<中庸(ちゅうよう)>といいます。
からだのバランスを保ってくれます。
陰性ものも、火(陽)をとおすと中庸になるそうです。
だから、
生野菜よりも加熱した温野菜の方が、からだにやさしいです。
冷えが気になるママさんは、
中庸のものをベースにすること、
陰性のものを控えて、陽性のものを少しとるといいです。
食べ物の陰陽表をみると、どれが陰性か、陽性かすぐにわかります。
陰性、陽性の食べ物のなかにも、強さがあることがわかります。
陰陽の性質が強すぎるものは、からだのバランスをくずしてしまうので要注意です。
だいたい陰性も陽性も、強すぎるのは、
ジュースやアイス、お肉などこどもが喜ぶようなもの、
コーヒーやビールなど大人が喜ぶものだったりして・・・。
ストイックに「絶対に禁止!!」ではなく、
お楽しみはお楽しみとして大切にしながら、
食事でバランスをとるように心がけていきたいですね。
家族のからだにやさしい献立つくりの役にたつとうれしいです。