冷え性対策は、からだの中からあたためること~食べ物の陰陽

この記事には、商品のプロモーションを含む場合があります。

この記事を書いた人

清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師およびJAMHA認定ハーバルセラピストの資格を持つ専門家。
大学院卒業後、製薬企業の研究職を経て、現在は漢方調剤薬局に勤務。
漢方とハーブの知識を活かして自然の力で健康づくりをサポートする活動をしています。

あたたかいお布団がぬくぬくと気持ちよすぎて、
朝、なかなか起きれない季節になってきました。

 

朝夕の冷え込みが厳しくなってくると、
からだの<冷え>も気になるようになってきます。

 

もともと冷え性だと認識している方は、特に敏感かもしれないですね。

 

暖房で部屋をあたためたり、
ストールやレッグウォーマー、カイロなどで寒さ対策をしても、
からだの外からだけでは限界があります。

からだの中からも、あたためていくことが大切です。

 

 

からだをあたためる食べ物と冷やすたべもの

 

私たちの口から入った食べ物が、私たちのからだをつくっています。
なので、
からだの中からの冷え対策には、<なにを>食べるかが大切です。

 

 

毎日の食事や献立、どうやって決めていますか?

 

 

食べ物の<性質>から毎日の食事を考えていくと、
栄養バランスだけでなく、からだにもやさしい献立になります。

 

 

 

食べ物には、体をあたためる食べ物と冷やす食べ物があります。
<陰陽>という漢方的な考え方があります。

世の中のもの全てを陰か陽にわけて考えます。

(陰が悪くて陽がいいとかいうわけでなく、光があるから影があるというように対局するものです)

からだをあたたためる食べ物=陽性、
からだを冷やす食べ物=陰性とします。

私たちが毎日食べているもの、
ひとつひとつにも<陰と陽>があることになります。

 

 

陰性のものは、からだを冷やしたり、血管をゆるめるはたらきがあります。

トマトやナス(ビールも)など、暑い季節が旬だったり、
バナナやパインなど熱帯地方が産地のものが多いです。

色でいうと、白い(牛乳・砂糖など)、青い(なす・わさびなそ)食べ物です。

 

 

陽性のものは、からだをあたためたり、血管をひきしめるはたらきがあります。

にんじんやごぼうなどの根菜、
みそやしょうゆなどの発酵食品などです。

色でいうと、赤い(人参・鮭など)、黒い(あじ・いわし)食べ物です。

 

 

りんごのように、陰性でも陽性でもない真ん中のものは、
<中庸(ちゅうよう)>といいます。

からだのバランスを保ってくれます。

 

 

陰性ものも、火(陽)をとおすと中庸になるそうです。

だから、
生野菜よりも加熱した温野菜の方が、からだにやさしいです。

 

 

冷えが気になるママさんは、
中庸のものをベースにすること、

陰性のものを控えて、陽性のものを少しとるといいです。

 

 

 

食べ物の陰陽表をみると、どれが陰性か、陽性かすぐにわかります。

陰性、陽性の食べ物のなかにも、強さがあることがわかります。

陰陽の性質が強すぎるものは、からだのバランスをくずしてしまうので要注意です。

 

だいたい陰性も陽性も、強すぎるのは、
ジュースやアイス、お肉などこどもが喜ぶようなもの、
コーヒーやビールなど大人が喜ぶものだったりして・・・。

 

 

ストイックに「絶対に禁止!!」ではなく、
お楽しみはお楽しみとして大切にしながら、
食事でバランスをとるように心がけていきたいですね。

 

家族のからだにやさしい献立つくりの役にたつとうれしいです。