こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水 みゆきです。
先日、富山市主催のこちらの講座
「ヨガ×漢方×ハーブでウォームビズ」
漢方×ハーブ教室の講師を担当させていただきました。
定員を大幅に超える応募があったそうです。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
内容は冷えや寒さ対策に役立つ漢方やハーブです。
活動報告としてその時のお話しをしていきますね!
目次
冷えや寒さ対策に役立つ漢方とハーブの話
「漢方×ハーブ教室」講座でお話した内容はこんな感じです。
■寒さ・冷え対策に役立つハーブ
・おすすめハーブティー、精油(アロマ)の解説
・具体的な活用方法(レシピ)
■冷え改善に役立つ漢方
・冷えのタイプ別改善法
(冷えを強く感じる場所を4つにタイプ分け)
・体を温める食材について
寒い冬はどうしても暖房や厚着に頼りがちですが、それだけでなく、体を内側から温める漢方やハーブも活用していこう!
という内容です。
見出しごとに分けて簡単にシェアしますね^^
体をあたためるハーブティー
温かいハーブティーを飲むこと自体が、体を内側から温める効果があります。
そこに、発汗作用や血行促進作用のあるハーブティーを選ぶことで相乗効果が期待できます。
講座では以下の8種類をご紹介しました。
発汗作用のあるハーブティー
・ジャーマンカモミール
・リンデンフラワー
・エルダーフラワー
血行促進作用のあるハーブティー
・ジンジャー
・シナモン
・紅花(サフラワー)
・ヤロー
・ワインレッドリーフ(赤ブドウ葉茶)
ジンジャーは、生姜を蒸して乾燥させた乾姜、シナモンは桂枝、サフラワーは紅花として、漢方薬の材料(生薬)としても使われていますね。
キク科アレルギーの話や妊婦さんに注意すること、ブレンドのコツなどもお話ししました。
冷え対策に役立つ精油(アロマ)
精油(アロマ)も入浴やマッサージなどそれだけで体を温める行為に、
加温作用や血行促進作用のある精油を選ぶと相乗効果が期待できます。
加温作用のある精油
・オレンジやゆずなどの柑橘系
・マージョラム
血行促進作用のある精油
・ジンジャー・イランイラン・ローズマリー・レモングラス・ヒノキなど
活用法としては、アロマバス、足浴や手浴、マッサージオイルのレシピと注意点をお話ししました。
個人的には、アロマバスがおすすめです!
冷え対策に役立つ漢方
わかりやすく冷えを強く感じる場所ごとに、末端冷え・下半身冷え・内臓冷え・全身冷えの4つのタイプに分類して、
・冷え方や冷え以外の不調などの特徴
・タイプ別の改善法
養生的なお話しも含めてお伝えしました。
体をあたためる食べ物
漢方では、食べ物には体をあたためたり(熱性・温性)、冷やしたり(寒性・涼性)、もしくはどちらにも偏らない(平性)する性質があると考えます。
冷え改善を考える場合は、体を温める食べ物を意識的にとることが大切です。
また、調理法によっても性質がかわること、バランスが大切なことなどをお話ししました。
講座にご参加いただいた方のご感想
「漢方×ハーブ教室」にご参加いただいた方のご感想の一部です。
・知りたかった情報がたくさん聴けて勉強になりました。
・冬場はなかなか体が温まらなく血行が悪いので、ハーブを活用して体を温めたいと思います。
料理にも熱性温性の食材を活用して体を温めたいです。
・今まであまりハーブや漢方については興味がなかったが、暮らしの中で楽しみながら取り入れることが出来る点がとても魅力的だと感じた。
・わかりやすかった。
・漢方意識して取り入れたいと思います。
・冷え性で悩んでいたがハーブを取り入れてみようと思った。
・冷えタイプの話が興味深かった。
・日常生活に簡単に取り入れられそうなものも多かったので是非試してみたい。
時間の関係で、ご質問は後日回答という形をとらせていただきました。
チームとやましHPに掲載される予定です。
コロナの影響がなければ、ハーブティーの試飲や精油(アロマ)の香りを楽しんでもらうこともできたのに…
と残念な点もありました。
富山市の担当の方には
「今回は本当にすばらしい講義をありがとうございました。」
と言っていただいてほっとしました。
こちらこそ、貴重な経験となりました。
ありがとうございました。
さいごに:富山市主催「漢方×ハーブでウォームビズ」の講師活動のご報告
というわけで、
今回の講座では、冷えや寒さ対策に役立つ漢方やハーブについて、私の経験談を含めつつ、盛りだくさんでお話ししてきました。
難しそうに感じやすい漢方やハーブですが、
この講座をきっかけにぜひ毎日の生活に取り入れて、冬を元気に過ごすためにお役立ていただけたらうれしいです。
参加していただいたみなさん、担当してくださった富山市の職員の皆様、ありがとうございました!
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