漢方とハーブの違いを薬剤師が詳しく解説!私の漢方薬とハーブの使い方




こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水 みゆきです。

からだにやさしそうで、ナチュラルなイメージがある漢方薬やハーブ。

興味があるママさんもきっと多いですよね。

「漢方とハーブ、どちらがいいのかな?」

「ハーブティーならカフェで飲めるし、ハーブの方が気軽に使えそうかも。」

今回は、漢方薬やハーブ、ハーブティーに興味があるけれど、よくわからないママさんのために、
漢方とハーブの違いについて、漢方専門の薬剤師の私が解説しますね。

■こんな方にオススメです■

・漢方薬やハーブに興味がある方

・漢方やハーブの違いを知りたい方

 

漢方薬とハーブは使われる材料が違う!

漢方とハーブは材料にも違いがあります

まず、漢方薬とハーブでは、使われる材料が違います。

ハーブは、ほぼ植物だけを使います。

それに対して、漢方薬は、
もちろん植物も使うので共通点もありますが、
骨や角といった動物由来のもの、化石といった鉱物も使うところがハーブとの大きな違いです。

セミの抜け殻や、牡蠣の貝殻なども使われるんですよ。

あと、漢方薬は、ひとつの植物だけを単独で使うことはほとんどありません。

決まった配合をもとにいくつかの材料を組み合わせて使われています。

 

例外で、甘草湯(かんぞうとう)は甘草だけでできた漢方薬です。

甘草=リコリスのように、
他にもシナモン=桂皮(けいひ)、サフラワー=紅花(こうか)など、
ハーブティーに使われている植物で、漢方ニも使われることのあるハーブもあります。

 

漢方薬は医薬品、薬で、ハーブは民間療法


意外と知らない方も多いんですが、漢方薬は医薬品、つまり薬です。

漢方配合!とか、栄養ドリンク剤などに書いてあったりして、誤解を招くこともありますが・・・
健康食品と漢方薬は、医薬品としてはっきり区別されています。

 漢方薬は、漢方医学の理論のもとに処方される医薬品です。 

 

漢方薬の材料となるのが生薬(しょうやく)。

いくつかの生薬から漢方薬はできています。

例えば、麻黄湯という漢方薬は、漢方医学の理論に基づいて、麻黄・桂枝・杏仁・甘草という4つの生薬からできています。

医薬品の品質や規格を定めた基準で、
日本薬局方(にほんやっきょくほう)という決まりがあります。

ここで漢方薬の材料の生薬について、医薬品として、細かく基準が決められています。

この基準を守った生薬を材料として使うことで、漢方薬の品質が保証されているんですね。

 

漢方薬は医薬品なので、西洋薬と同じように、病院で処方された漢方薬にも健康保険がききます
*一部、自費負担(=患者さんが全額負担)の生薬などもあります。

医薬品である漢方薬は、確定申告で医療費控除もできます。
薬局で買う漢方薬は確定申告で医療費控除の対象になる!その見分け方

 

 日本では、ハーブもハーブティーもアロマも、医薬品としては認可されていません。 

 

最近は、日本でもアンチスタックス(赤ブドウ葉)のように、西洋ハーブ医薬品が販売されました。

 

海外では、エキナセアやセントジョーンズワートなど、医薬品として使われているハーブもあります

ハーバリストが漢方薬局での煎じ薬のように、
その人にあったハーブのチンキ剤を処方する国もあります。
*チンキ剤:ハーブをエタノールやウォッカといったアルコールに漬けて成分を抽出したもの。

ですが、日本では、ハーブはあくまで個人が自由につかう民間療法のひとつなんですね。

メディカルハーブという言葉のように、
ハーブは、美容や健康のためにも使われています。

ですが、なにか健康被害があったとしても、原則としては自己責任になります。

だから、アロマやハーブを使うときは、
信頼できるメーカーのものを使うことが大切だと思います。

 

ゲンチアナやセンナなど、
日本薬局方で医薬品として品質が決められているハーブもあります。

基準をクリアしてきちんと品質が確保されているものは、
<日本薬局方(日局) センナ>と記載されています。

 

ここまで、漢方とハーブの違いについてお話してきました。

最後に、私がどんな風に漢方とハーブを使い分けしているかをご紹介しますね!

 

私の漢方とハーブの使い分け

漢方とハーブティーの違い

昨日まであったかかったのに、急に寒くなってきたなあ、
もしかしたら、風邪をひいたかも。

昨日食べすぎちゃったかな、
なんだか胃が重たい、

こんな風に、病院にいくほどではないんだけど、
いつもとちょっと違う、元気じゃない

そう感じるとき、
私は自分で目的にあわせてブレンドしたハーブティーを飲んだり、
アロマオイル(精油)でマッサージしたりしています。

それでもスッキリしないときは、漢方薬の助けをかります。

私が漢方やハーブを使うときを考えてみると、

ハーブティーやアロマは、予防がメイン。
病院にいくほどではない、ごく初期のなりかけのときに使います。

(漢方薬と一緒につかうこともあります)

漢方は、初期症状~つらい症状真っ只中のときに使います。

このように使い分けています。

やはり、即効性のある漢方はキレ味抜群です!!
(体質改善的に続けて飲む漢方薬は使い方がちょっと違います。)

この使い方で私も家族も、風邪や頭痛、過労などで体調を崩してもこじらせず治っています。

わかりやすい漢方とハーブの使い分けなので、オススメです!

まとめ、漢方とハーブの違いを知って賢く使おう!

ということで、漢方とハーブの違いについてお話してきました。

ポイントは2つです。

・漢方薬とハーブには材料の違いがある、
漢方は植物だけでなく、骨や角といった動物由来のもの、化石といった鉱物も使う

・漢方薬は医薬品、つまり薬だけど、
ハーブ(ハーブティーやアロマも)は個人が自由につかう民間療法のひとつ

 

漢方もハーブも、私と家族の健康のためになくてはならないもの。

こころとからだをやさしくサポートしてくれています。

医薬品の漢方薬も、医薬品でないハーブも、賢く使って、みんなで元気な笑顔で毎日を過ごしましょう!

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清水 みゆき

清水 みゆき

ママのためのやさしい漢方薬剤師。
漢方調剤薬局につとめる現役ママ薬剤師&ハーバルセラピスト。

私や家族の漢方体験談などはこちらをご覧くださいね。

一見、難しそうな漢方やハーブ。
家族の健康を守るママにこそ、良さを知って役立てて欲しい!と専門性を生かして活動しています。

2016年度からは、完全オリジナルの漢方やハーブのオンラインレッスンをスタート。毎回すぐにお申込みいただき、現在第9期まで開催。
「やさしい言葉でわかりやすく、すぐに実践できる!」と好評いただいています。

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