漢方で夏バテと熱中症予防、夏の暑さがつらい、疲れがとれない方へ

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この記事を書いた人

清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師およびJAMHA認定ハーバルセラピストの資格を持つ専門家。
大学院卒業後、製薬企業の研究職を経て、現在は漢方調剤薬局に勤務。
漢方とハーブの知識を活かして自然の力で健康づくりをサポートする活動をしています。

30℃を超えることがあたり前の最近の夏。

まぶしい太陽がギラギラして、
ジリジリするような真夏日もあれば、

ひと雨ふって涼しくなると思いきや
かえって蒸し暑くなることも。

どちらの暑さもこたえますね。

エアコンの風は苦手なんですが、
真夏は、明け方までエアコンはつけっぱなしです。
(設定温度は29℃、それでも涼しいんですよ~。)

タイマーにすると、エアコンがきれたとたん、
ぐっすり寝ていたはずの子どもたちがもぞもぞと動きだします。

「暑い!」と文句をいいながら、
ウトウトしながら、ごろごろ。

私もあともう少し眠りたい・・・というところで起こされて、
寝不足になっちゃいます。

厳しい暑さと睡眠不足が重なると、
「もう、夏バテしましょう」っていっているようなもの。

でも、暑さなんかに負けず、
元気に楽しい夏を過ごしたいですよね!

夏バテ予防のために、
食べるものや飲み物、毎日の暮らし方、
工夫できることはたくさんあります。

それでもやっぱり、
暑さが、夏が、なんだかつらい

そういうときに
<漢方薬をのむ>という選択肢もあります。

夏バテの症状や予防に使われる漢方薬、清暑益気湯と補中益気湯

夏バテのような不調に使われる漢方薬は
いろいろありますが、

一番メジャーなものは、
清暑益気湯(せいしょえっきとう)でしょうか。

名前の通り、
清暑=夏の暑さの熱をさます
益気=気力(元気、生命エネルギー)を増やす
湯=湯薬(煎じ薬)
というはたらきの漢方薬です。

つまり、
暑さでからだにこもった熱をさましながら、
元気もつける漢方薬です。

からだの熱をさます生薬、
からだを潤す生薬が使われているので、

夏バテだけでなく、
熱中症の予防にもおすすめなんですよ。

この清暑益気湯、私の勤務先の薬局では、
圧倒的に夏によく処方されます。

「今年もこの季節がきました!」
とニコニコしている患者さんもいらっしゃるくらい。

暑さに弱くて、
毎年、夏バテしてしまうという方は、

7月くらいから夏の間ずっと、
この清暑益気湯を服用するといいですよ。

ただ、清暑益気湯は市販されていません。

医療用のみ(病院を受診して処方せんが必要)で、
ドラックストアなどでは売っていません。

自分で購入したいときには、
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)がおすすめです。

補中=胃腸(中)を補いサポートして
益気=気力(元気、生命エネルギー)を増やす
湯=湯薬(煎じ薬)
というはたらきの漢方薬です。

清暑益気湯よりも
胃腸のケアに特化した漢方薬です。

by カエレバ

夏休みで帰省やイベントなども多い夏、
ママも大忙しですね。

暑さがつらく感じる、
最近なんだか疲れやすい
そんなママにも効果的な漢方薬です。

夏の疲れは残さず、持ち越さずに、
秋をむかえる準備をしていきましょう!