インフルエンザ後に咳だけが長引く時に効果的な漢方薬の竹じょ温胆湯




こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水みゆきです。

ようやくインフルエンザの高熱が下がって動けるようになったけれど、
咳が残ってスッキリ治らない。

病院に行っても、検査上は異常なし。

「しばらくしたらよくなるでしょう」
そう言われたものの、痰がからむ咳が長引いてつらい。

どうしたらいいんだろう・・・途方にくれることってありますよね。

実は、こういう時こそ、漢方薬の出番です!

今回は、インフルエンザ後の痰がからむ咳が続いて眠れない時によい漢方薬、竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう、91番)についてお話します。

インフルエンザは治ったはずなのに咳だけが長引く理由

インフルエンザや風邪の後って、喉の粘膜が敏感になってしまっています。

なので、ちょっとした刺激で咳が出やすいです。

しかも、一度、咳が出始めると止まらない、
咳込みがひどくなることが多いです。

自分の意識とは無関係でおきるのがつらいところ。

それは、はじめの咳でおきた気管支の収縮が刺激になって、咳の連鎖反応が起きるためと考えられています。

咳がひどすぎて、夜も眠れなくなると、体力も低下してしまいます。

ただでさえ、インフルエンザの病み上がり(回復期)なのに、本当につらいですよね。

咳がひどいと病院ではだいたい、抗生物質が処方されます。

でも、細菌が原因でなければ、抗生物質はあまり意味がないです。

リン酸コデインやメジコンといった咳止めも病院で処方されます。

脳の咳中枢(咳を出す命令をだすところ)を抑える薬です。

ただ、痰がでる咳の場合は、痰を出すのを妨げて、かえって治りが悪くなることもあります。

こういうインフルエンザや風邪の後の咳が長引いてすっきりしない時は漢方薬がオススメです。

インフルエンザや風邪の発熱の後、痰がからむ咳がでる、
夜になるとひどく咳き込んでしまって、ゆっくり眠れない。

そういうときによく使われる漢方薬が竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)です。

インフルエンザ後の咳によい竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう、91番)ってどんな漢方薬?

竹茹温胆湯は13種類の生薬からできた漢方薬です。

名前にも使われている竹茹(ちくじょ)は、メインの生薬です。

竹のつつの皮をめくった下の部分のところになります。

熱や咳、こみあげる吐き気を鎮めるはたらきがあります。

他にも、麦門冬、桔梗、陳皮という痰をだしやすくする生薬が入っています。

胃腸や肺の負担になる余分な水をとりのぞくはたらきがあります。

また、温胆湯 (うんたんとう)という漢方薬がベースになっているので、
神経の高ぶりも抑えるはたらきがあります。

咳で眠れなくてイライラする気持ちもやわらげます。

*温胆湯 について
不安感からあれこれ考えて眠れない、
精神不安から胃腸の不調がでているときに使われる漢方です。

気や水の巡りをよくするはたらきがあります。

<痰が出て眠れないほどの咳>
これが竹茹温胆湯を選ぶポイントになります。

微熱が続いている時、
熱が下がったけど、すっきり治らない時、どちらでも使えます。

弱っているときによいです。

授乳中に飲んでも問題ありません。
ママにも安心です。

竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)はどこで買える?

竹茹温胆湯はドラックストアや薬局でも売っています。

ツムラの竹茹温胆湯は病院でもらう医療用のみだとおもいます。
(ドラックストアや薬局ではツムラのものは売っていない)

ツムラの医療用の竹茹温胆湯の2/3量の成分量の竹茹温胆湯がクラシエから販売されています。

by カエレバ

こちらも、パッケージに竹茹温胆湯とは書いてありませんが、同じものです。

ツムラの医療用の竹茹温胆湯の1/2量の成分量の竹茹温胆湯が入っています。

先に紹介したクラシエの竹茹温胆湯より、成分量としては少なめですね。

by カエレバ

漢方薬の成分表についてはこちらのブログ記事に詳しく書いています。
病院で処方される医療用漢方薬と薬局で買う一般用漢方薬の中身の違い

この竹茹温胆湯は、渋いというか、苦いというか・・・
なかなか飲みずらい味の漢方薬です。

風邪をこじらせて咳が長引いた時に私もお世話になったことがあります。

漢方薬に慣れている私にとっても、
とっても苦く感じました。

工夫のしようがない苦さなので、覚悟を決めて、我慢して飲むしかないとおもいます。

子どもでも飲むことができますが、この苦味が難しいかもしれません。

漢方嫌いになってほしくないので、他の漢方薬を選んだ方がいいかもしれませんね。
長引く咳や痰の風邪におすすめ!ドラックストアで買える4つの漢方薬

でも、竹茹温胆湯は苦いですが、効きめもよい漢方薬です。

実際に、薬局で患者さんにも、苦いですが効きますよ!とお伝えしています。

(私も効果はしっかり実感しました)

咳によい漢方薬はいろいろありますが、
今回は、インフルエンザ後の咳が長引いて眠れない、そんな時によい漢方薬、
竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)をご紹介しました。

苦い漢方薬ですが、効果も期待できます。

熱が下がればもうインフルエンザは治った!と思いがちですが、
あともう少し、漢方でスッキリ、しっかりからだを整えていきましょう。





無料メール講座
■現役薬剤師が教える
薬に頼りたくないママのための漢方生活のはじめ方
11のヒント

 

家族のことを大事に思うからこそ、
できるだけ薬だけに頼らずに、健康に暮らしたいですよね。

 

漢方専門の薬剤師である私が、
家族の健康を大切にするママのために、<漢方でできること>をやさしい言葉でわかりやすくまとめました。

 

11日間にわたってお届けするメールには、健康的な体つくりのヒントや毎日の生活を見直すきっかけが、たくさん詰まっています。

 

ご購読は無料です。

ぜひ読んで活用していただいて、
薬に頼らずに自然の力で、
家族みんなで元気に笑顔で過ごしてくださいね!

 

今すぐ詳細ページをご確認ください。


ABOUTこの記事をかいた人

清水 みゆき

ママのためのやさしい漢方薬剤師。
漢方調剤薬局につとめる現役ママ薬剤師&ハーバルセラピスト。

漢方やハーブのおかげで、家族みんな元気な笑顔で暮らしています。
一見、難しそうで敬遠されがちな漢方やハーブ。
家族の健康を守るママにこそ、その良さを知ってほしい!もっと生活に生かしてほしい!と専門性を生かして活動しています。

勤務先の薬局や地域の公民館で不定期でアロマ&ハーブ講座をリクエスト開催。
2016年度からは、完全オリジナルの漢方やハーブのオンラインレッスンをスタート。
毎回すぐにお申込みいただき、現在第8期まで開催。
「やさしい言葉でわかりやすくて、すぐに実践できる!」と好評いただいています。
ママが女性らしく生きるための漢方とハーブの講座も2016年に開催。
2019年にはオンライン講座としてスタート予定です。

■薬剤師、漢方薬・生薬認定薬剤師
■JAMHA認定ハーバルセラピスト


私や家族が漢方に助けられた経験談や、ハーブや漢方でどんなふうに健康的な暮らしをしているかは、こちらをご覧くださいね。 取材・講演依頼などお問い合わせはこちらからお願いします。