漢方とアルコールの飲み合わせ、漢方薬の後にお酒飲んでも大丈夫?




こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水みゆきです。

この記事では、お酒飲んだ後に漢方薬を飲んでいいのか、漢方とアルコールの飲み合わせについて、漢方専門の薬剤師の私の考えをお話したいと思います。

 

先日、務め先の薬局で、
患者さんからこんなご質問がありました。

「週末だけ、夜ごはんの時に少しワインを飲んでいます。
週末の楽しみなんです。
お酒を飲んだときに、漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?」

体質改善のための漢方薬を毎日1日3回、のんでいる患者さんです。

糖尿病の疑いがあったのですが、
漢方薬を飲み始めるのと同時に、生活習慣もがんばって改善。

ちなみに、いつもは夜の服用分の漢方薬は、
夕食後から寝る前の間に飲んでいるとのことでした。

ワインを飲んだ後に、漢方薬を飲んでもいいか・・・
確かに、ちょっと迷うところですよね^^;

というわけで、漢方薬とお酒の飲み合わせについて、詳しくお伝えしますね。

■こんな方にオススメです■

・飲酒も漢方薬も飲み続けたいと思っている方

・お酒を飲んだ後は漢方薬を飲んではいけないと思っている方

薬とアルコールを一緒に飲むのはダメだけれど、漢方薬とお酒の飲み合わせは大丈夫なの?

 

一般的には、お酒とお薬の飲み合わせはよくないです。

薬の種類によっては、
お酒と一緒にのんだり、体にアルコールが残っている状態で飲むと
お薬の効きめが強くなりすぎたり、副作用がでやすくなることがあるからです。

 

お酒と一緒に飲むとよい漢方もある?!

 

漢方の古典では、<お酒で飲むとよい漢方薬>というものもあります。

酒服(しゅふく)っていいます。
びっくりですよね。

 

たとえば、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)。

女性の血の道症、月経不順、冷えや貧血などに使われる有名な漢方薬です。
妊娠中にやさしい漢方の当帰芍薬散は早産や流産予防する安産のお守り

当帰芍薬散に含まれている当帰(とうき)という生薬、
人によっては、胃もたれをすることがあります。

ですが、お酒と一緒に飲むと、胃もたれがなくなるといわれています。

 

他にも、年配の方によく使われる
八味地黄丸(はちみじおうがん)。

この漢方薬に含まれている地黄(じおう)という生薬も胃もたれしやすいです。
当帰と同じくお酒とのむとよいと書かれています。

 

また、アルコールを飲みすぎたときの吐き気や二日酔いの予防の漢方、
五苓散や黄連解毒湯などは、お酒を飲んだ後に漢方薬を飲むこともあります。

これってつまり、
体にアルコールがたくさん残った状態で漢方薬を飲むってことになります。

 

漢方薬とアルコールは一緒に飲まない方がいいけれど、ケースバイケースで対処できる

 

古典でいう酒服、二日酔いの漢方という例もありますが、
私は、基本的には、漢方薬とお酒を一緒に飲むのはやめた方がいいと考えています。

というのは、漢方薬には、いろんな生薬、いろんな成分が入っています。

アルコールの影響で、生薬のはたらきが強く出る可能性はどうしても否定できないからです。

 

また、漢方薬の中でも、
葛根湯や麻黄湯といった漢方を飲むときって、
風邪をひいたりして、体の調子もよくない状態が多いです。

そういう時は、お酒はお休みしましょう。

肝臓も休めつつ、早く寝てしまった方がいいと思います。

飲酒後に漢方薬を飲んでしまった!
どうしよう!困った副作用がでるのでは・・・
といって、不安になる必要はありません。
安心してくださいね。

 

漢方薬のメーカーで有名なツムラのHPにも、
「漢方製剤をご服用する際、飲酒に関するご注意点はありません。」
明記されています。

 

お酒を飲む量にもよりますが、
「晩酌を楽しむくらいだったら、2時間以上をあけて漢方薬を飲めば大丈夫ですよ」
患者さんには、そうお伝えしています。

アルコールの分解速度からこう考えています。
詳しくはこちらのブログ記事も参考にしてくださいね。
漢方薬を愛用するお酒好きなママに教えたいアルコールとの飲み合わせ

 

ただ、ベロベロになるまでお酒を飲んだときは、もう寝てしまって、いつもの漢方薬はお休みしましょう。

アルコールだけでなく、漢方薬の飲み合わせも気になるという方は、こちらのブログ記事も参考にしてくださいね。
2種類以上の漢方の飲み合わせ、複数の漢方薬の飲み方で注意すること

 

ご相談をうけた患者さんの場合も、
夕食のときにビールやワインを楽しむくらいだったら、全く問題ないと思います。

漢方薬を飲むタイミングとしては、寝る前くらいがちょうどおすすめです。

糖尿病のリスクがあると、
食べるもの、飲むもの、好きなもの、
ついつい我慢ばかりで、ストレスもたまりがち。

毎日の生活も楽しみながら、
漢方薬も続けて、いつまでも元気に暮らしてほしいなっておもいます。

 

ちなみに、私もお酒を飲むのは大好き!

夕食の時に飲むことが多いです。

ビールでも、ワインでも、
お酒を飲んだ夜に漢方薬を飲むときは、
夕食の前か後ではなくって、寝る前に飲んでいます。

ちょうどお酒を飲んでから、時間も3~4時間ほど空いていて、問題なく過ごしています。

清水 みゆき
でも、時々でるアレルギー(鼻炎、目のかゆみ)で小青竜湯を飲むときは、
体への負担を減らすために、お酒も控えています。

 

まとめ、場合によるけれど、お酒飲んだ後に漢方を飲んでも問題ない

というわけで、漢方とお酒の飲み合わせについて、薬剤師の私の考えをお話しました。

お酒を飲みすぎた時は、漢方もお休みした方がいいですが、
晩酌程度ならば、お酒を飲んだ後2時間ほどあけて、漢方を飲むとよいと思います。

参考になればうれしいです。

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清水 みゆき

清水 みゆき

ママのためのやさしい漢方薬剤師。
漢方調剤薬局につとめる現役ママ薬剤師&ハーバルセラピスト。

私や家族の漢方体験談などはこちらをご覧くださいね。

一見、難しそうな漢方やハーブ。
家族の健康を守るママにこそ、良さを知って役立てて欲しい!と専門性を生かして活動しています。

2016年度からは、完全オリジナルの漢方やハーブのオンラインレッスンをスタート。毎回すぐにお申込みいただき、現在第9期まで開催。
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