漢方薬とインフルエンザ新薬ゾフルーザの飲み合わせ、併用してよい?




こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水みゆきです。

この記事では、漢方薬とインフルエンザ新薬のゾフルーザの飲み合わせについて、現役薬剤師が解説します。

 

2018年にインフルエンザの新薬、ゾフルーザがでました。

タミフルは、1日2回5日間、飲み続ける、
リレンザは、1日2回5日間、吸入する、
イナビルは、1回だけど、飲み薬じゃなくて、吸入薬。

ゾフルーザは、錠剤を1回飲むだけで終わり
ここが他のインフルエンザ薬と大きく違うところです。
(もちろん、ウィルスに対する効き方も違いますが)

これからインフルエンザで使われることが増えそうです。

 

そうなると、気になるのが、薬の飲み合わせ

このブログを読んで下さっている方は、
実際に漢方薬を飲んでいたり、漢方に興味がある方がほとんどだと思います。

「いつも飲んでいる漢方薬と一緒に飲んで大丈夫?」

「葛根湯や麻黄湯と一緒に飲むといいのかな?」

気になりますよね。

というわけで、インフルエンザ新薬のゾフルーザと漢方薬の飲み合わせについて詳しくお話していきますね。

 

漢方薬とインフルエンザ新薬のゾフルーザの飲み合わせ

インフルエンザ新薬のゾフルーザとはどんな薬?

先日、勤務先の薬局で、ゾフルーザの勉強会がありました。

その時に聞いたのですが、
ゾフルーザは、エイズウィルスの薬の開発が元で生まれた薬だそうです。

ウィルスに対する効き方がこれまでの薬とは違っています。

簡単にお話すると・・・

インフルエンザウィルスは、私たちの体の中の細胞で増えていきます。

タミフル、リレンザ、イナビルは、
インフルエンザウイルスが体の細胞の中で増えた後に、細胞の外へ出ていくのをブロックする薬でした。

対して、ゾフルーザは、体の細胞の中で増えること自体をブロックします。

なので、インフルエンザウイルスが体から早くいなくなるそうです。

(ウィルスを排出する時間が短い)

でも、インフルエンザの症状自体は、タミフルと同じくらいの効きめだそうです。
(インフルエンザA型、B型に効きます。)

 

飲み方としては、
・インフルエンザになってから48時間以内
・予防には使えない
この2点は、他の薬と同じです。

 

子どもでも、体重10kgから飲むことができますが、
2018年12月現在、錠剤しかありません。
(今後、たぶん来冬くらいに顆粒剤が出るよう)

なので、もし子どもに出るとしたら、粉砕(つぶした状態)か、半錠にするかでしょうか。

しかも、タミフル同様にとても苦いそうです。

1回飲むだけでいいのは魅力的ですが、小さなお子さんには難しそうですね。

 

しかも、1回飲むだけでいいというのは、
デメリットにもなります。

というのは、ゾフルーザは飲んだ後、4日間くらいは体に残ったままです。

もし、副作用が出たとしたら、長引いてしまう可能性があります。

ゾフルーザの副作用は下痢くらいとのことですが、
新しい薬の場合、開発段階ではわからなかった副作用が出ることもあります。

特に、子どもへのゾフルーザの処方は、様子見という感じになるかなと個人的には思っています。

 

いつも飲んでいる漢方薬とインフルエンザ新薬のゾフルーザを一緒に飲んでも大丈夫?

ママ世代によく使われる漢方薬、
加味逍遥散、当帰芍薬散、半夏厚朴湯などがあります。

いつも飲んでいる漢方薬というのは、
長く続いている不調や体質改善のために、毎日飲んでいる漢方薬のことです。

このような漢方薬は、インフルエンザの時は中止することが多いです。

 

というのは、現在の体は、インフルエンザにかかった状態。

毎日飲んでいる漢方薬が効くような、いつもの体の状態ではないと考えるからです。

インフルエンザを治す方を優先させよう!というわけですね。

でも、一緒に飲んでしまったから副作用が起きるとかいうわけではないです。

安心してくださいね。

 

インフルエンザで使われる麻黄湯や葛根湯とゾフルーザの飲み合わせ


インフルエンザの急な発熱に使われるのが、
麻黄湯や葛根湯といった漢方薬。
麻黄湯と葛根湯の使い分け、インフルエンザの発熱時の漢方薬の選び方

 

 ゾフルーザと麻黄湯や葛根湯といった漢方薬を併用して一緒に飲んでも、全く問題はありません。 

 

体の細胞内でウィルスが増えるのを抑えるゾフルーザ。

体をあたためて、発汗させることで体の免疫力を高める漢方薬。

効き方が違うので、併用することで相乗効果が期待できると思います。

 

特に、麻黄湯はインフルエンザウィルスが細胞の外に出るのを抑える効果
(タミフルやイナビル的な感じ)も報告されています。

 

まとめ

ということで、漢方薬とインフルエンザ新薬のゾフルーザの飲み合わせについてお話してきました。

インフルエンザの時によく使われる麻黄湯や葛根湯、
ゾフルーザを一緒に飲んでも問題ありません。

むしろ、効き方が違うので、相乗効果が期待できると思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

清水 みゆき

ママのためのやさしい漢方薬剤師。
漢方調剤薬局につとめる現役ママ薬剤師&ハーバルセラピスト。

漢方やハーブのおかげで、家族みんな元気な笑顔で暮らしています。
一見、難しそうで敬遠されがちな漢方やハーブ。
家族の健康を守るママにこそ、その良さを知ってほしい!もっと生活に生かしてほしい!と専門性を生かして活動しています。

勤務先の薬局や地域の公民館で不定期でアロマ&ハーブ講座をリクエスト開催。
2016年度からは、完全オリジナルの漢方やハーブのオンラインレッスンをスタート。
毎回すぐにお申込みいただき、現在第8期まで開催。
「やさしい言葉でわかりやすくて、すぐに実践できる!」と好評いただいています。
ママが女性らしく生きるための漢方とハーブの講座も2016年に開催。
2019年にはオンライン講座としてスタート予定です。

■薬剤師、漢方薬・生薬認定薬剤師
■JAMHA認定ハーバルセラピスト


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