水出しハーブティーのメリットとデメリット、漢方薬もハーブも香りが大切

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こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水 みゆきです。

ハーブティーといえば、
あったかい<ホット>で飲むイメージがありませんか?

もちろん、あたかかいハーブティーも美味しいですが、
水出しハーブティーもあります。

無印良品や生活の木などで販売されています。

今回は、水出しハーブティーについてお話していきますね。

 

この記事を書いた人

清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師およびJAMHA認定ハーバルセラピストの資格を持つ専門家。
大学院卒業後、製薬企業の研究職を経て、現在は漢方調剤薬局に勤務。
漢方とハーブの知識を活かして自然の力で健康づくりをサポートする活動をしています。

水出しハーブティーのメリット

ハーブティーの飲み方には、ホットで飲む他にも、
水出し(お水にはハーブをひたす方法)や
アイス(お湯でハーブティーを淹れた後に冷やす方法)もあります。

水出しハーブティーには、
ホットのハーブティーとちょっと違う特徴があります。

それは、水出しハーブティーは、
苦いタンニンやカテキン、胃への負担があるカフェイン(マテなど一部のカフェイン含有ハーブ)が出にくいということです。

なので、
お子さんや胃腸があまり強くない方でも、抵抗なく飲むことができます

味も、水出しハーブティーの方が、やわらかくてまろやかな口当たりです。

 

ペパーミントを水出しすると、
お味はすっきりミントなんですが、香りがマイルドになります。

<ミント水>って感じで、とってもおいしいです。

マロウブルーは、水出しの方がハーブの青色がきれいに長持ちします。


写真の右が水出し。
きれいな青色になります!

 

私は、富山の水道水をおいしく飲んでいます。

なので、水出しハーブティーをつくるときも、そのままの水道水を使っています。

水出しだと、お湯をわかさずに、ハーブティーを気軽に楽しめるのがいいところですね。

 

 水出しハーブティーのデメリット

ただ、どうしても、水出しハーブティーは<香り>がイマイチです。

私は、ハーブティーの香りも大切にしたいタイプなので、
ホットで飲むことが多いです。

漢方薬の香りや味も、効果の一部ということを以前もお話しました。

 

漢方薬と同じく、ハーブも、香りが大切です。

香りは、脳にダイレクトにはたらきます!

さめてしまうと、香りもなくなってしまいます。
できれば、あたたかいうちにおいしくいただきたいですね。

特に、風邪や花粉症などでハーブティーを飲むときは、
ホットで飲むのをおすすめします。

というのは、
体温に近い温度の方が、体に吸収されやすいからです。

体があたたまることで、代謝や血行もよくなります。

 

ただ、時間がたったからといって
ハーブも漢方薬も、中身の成分が変わってしまう、
効果がほとんどなくなってしまう、
ということは、ほぼありません。
安心してくださいね。

さいごに

というわけで、
水出しハーブティーのメリットとデメリットについて、お話してきました。

水出しハーブティーは香りの効果は落ちますが、
苦いタンニンやカテキンが少ないので、胃にやさしい、色がキレイというメリットもあります。

ハーブティーを飲む目的によっては、水出しハーブティーも活用してみてください!