こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水 みゆきです。
ハーブティーといえば、
あったかい<ホット>で飲むイメージがありませんか?
もちろん、あたかかいハーブティーも美味しいですが、
水出しハーブティーもあります。
無印良品や生活の木などで販売されています。
今回は、水出しハーブティーについてお話していきますね。
水出しハーブティーのメリット
ハーブティーの飲み方には、ホットで飲む他にも、
水出し(お水にはハーブをひたす方法)や
アイス(お湯でハーブティーを淹れた後に冷やす方法)もあります。
水出しハーブティーには、
ホットのハーブティーとちょっと違う特徴があります。
それは、水出しハーブティーは、
苦いタンニンやカテキン、胃への負担があるカフェイン(マテなど一部のカフェイン含有ハーブ)が出にくいということです。
なので、
お子さんや胃腸があまり強くない方でも、抵抗なく飲むことができます。
味も、水出しハーブティーの方が、やわらかくてまろやかな口当たりです。
ペパーミントを水出しすると、
お味はすっきりミントなんですが、香りがマイルドになります。
<ミント水>って感じで、とってもおいしいです。
マロウブルーは、水出しの方がハーブの青色がきれいに長持ちします。
写真の右が水出し。
きれいな青色になります!
私は、富山の水道水をおいしく飲んでいます。
なので、水出しハーブティーをつくるときも、そのままの水道水を使っています。
水出しだと、お湯をわかさずに、ハーブティーを気軽に楽しめるのがいいところですね。
水出しハーブティーのデメリット
ただ、どうしても、水出しハーブティーは<香り>がイマイチです。
私は、ハーブティーの香りも大切にしたいタイプなので、
ホットで飲むことが多いです。
漢方薬の香りや味も、効果の一部ということを以前もお話しました。
漢方薬と同じく、ハーブも、香りが大切です。
香りは、脳にダイレクトにはたらきます!
さめてしまうと、香りもなくなってしまいます。
できれば、あたたかいうちにおいしくいただきたいですね。
特に、風邪や花粉症などでハーブティーを飲むときは、
ホットで飲むのをおすすめします。
というのは、
体温に近い温度の方が、体に吸収されやすいからです。
体があたたまることで、代謝や血行もよくなります。
ただ、時間がたったからといって
ハーブも漢方薬も、中身の成分が変わってしまう、
効果がほとんどなくなってしまう、
ということは、ほぼありません。
安心してくださいね。
さいごに
というわけで、
水出しハーブティーのメリットとデメリットについて、お話してきました。
水出しハーブティーは香りの効果は落ちますが、
苦いタンニンやカテキンが少ないので、胃にやさしい、色がキレイというメリットもあります。
ハーブティーを飲む目的によっては、水出しハーブティーも活用してみてください!