こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水 みゆきです。
今回は、インフルエンザの流行に備えて
備えておくとよい漢方、板藍根(ばんらんこん)についてお話します!
「何それ?初めて聞いた」
という方も多いかもしれませんね。
難しい漢字でとっつきにくそうですが・・・
中国の家庭では、ごくごく一般的な漢方です。
板藍根の煎じ液を飲んだり、うがいして、インフルエンザや風邪の予防に使われています。
私は板藍根を煎じてますが、
使いやすい市販品や気軽に使えるティーパックのお茶や飴もあるので、あわせて紹介しますね!
目次
インフルエンザの予防は板藍根におまかせ!その効果と煎じ方
板藍根の効果
・抗菌、抗ウィルス作用
インフルエンザウィルスの増殖を抑えるはたらきも報告されています。
・炎症を和らげる
・喉のトラブルを改善する
板藍根の煎じ方
板藍根は、細かく粉砕されたものも売っていますが、
私は普通の刻みの生薬のものを使っています。
板藍根を飲む時は、
家族にインフルエンザ患者が出たり、
インフル流行時期に、なんか喉が変とか、だるいとき。
インフルエンザ黄色信号が出ている時なので、
しっかり煎じた板藍根の方が効果的を実感できます。
【煎じ方】
板藍根 小さじ大盛り1杯(約5g)+水300mL
*苦味が苦手な方は、甘草(かんぞう)を3gほど追加すると味が甘くなります。
1.水300mLに板藍根と甘草を20分ほど漬ける。
2.10分間ほど煎じる。
濾してできあがり。
味は苦味というか渋みがあって、
漢方薬に慣れている子ども達もウゲー!といいながら飲んでいます^^;
甘草を入れて煎じると甘くなるんですが、
甘すぎるのも嫌だそうなので、うちは甘草は入れずにそのままです。
(個人的には、あんまり嫌な味じゃないんですが)
板藍根の味が苦手、煎じるのが面倒くさいという方は、市販の顆粒タイプのものもあります。
サプリメント感覚ですね。
ウチダの板藍根エキス 2g×30包
それでも、飲みにくかったり、
もっと気軽に使ってみたいという方は、市販のお茶や飴もオススメです。
板藍根はお茶や飴として市販もされています^^
インフルエンザ流行期に役立つ板藍根はお茶や飴で市販品もあり
板藍根茶
香ばしい渋みは残りますが、飲みやすいティーパックの板藍根茶。
山本漢方製薬 板藍根茶100%
1パック中に板藍根が約3g入っています。
沸騰したお湯約300mLの中にお茶1パックを入れて、とろ火にて約5分間以上煮出す
というように、煮出して飲むのがおすすめです。
板藍根飴(ばんらんのどあめ)
板藍根のど飴は、私が大学院時代にバイトをしていた薬局の冬の人気商品でした。
専門の漢方薬局でしか買えないと思っていたんですが、amazonなどネットで販売されるようになっていたんですね!
イスクラ産業 板藍のど飴
80粒入りです。
レモン味ですが、生薬っぽさあります。
(私は好きな味でした^^)
私が働いていた薬局では、もう少し少ない包装(個数)で安いものが売られてたんですけどね…。
(いったい何年前の話!って)
ネットで売っているのは、この包装になるようです。
amazonのレビューをちらりと見たら、かなりの高評価!!
私は喉の違和感には桔梗湯トローチを使っていますが、
子どもは味がダメなので、子ども用にこの飴買おうかなと思案中です。
でも、飴に3000円はちょっと高いかなー、
他のメーカーからお試ししやすいお値段の板藍根飴が売られていないかな?
と思って見つけたのがコレ!
創健社 板藍根飴
こちらの板藍根飴には、板藍根だけでなく、炎症を和らげる甘草(リコリス)や桔梗根も入っています。
喉に不調が出やすい方にいい組み合わせですね。
(ただ、糖分も入っているので、食べすぎには注意です)
さいごに:漢方の板藍根(ばんらんこん)、インフルエンザ予防と対策に備えて安心!
ということで、
インフルエンザの流行に備えておくとよい漢方、板藍根(ばんらんこん)についてお話してきました。
我が家では板藍根は煎じて使いますが、市販品もあります。
板藍根茶や飴といった気軽に使えるものもあるので、インフルエンザ対策に取り入れてみてくださいね!