花粉症は春というイメージがありませんか?
でも、桜が散って新緑の季節になっても、
ゴールデンウィークが終わっても、
あれ?鼻水や目のかゆみがまだ続いている
春はなにもなかったのに、
5月になってから、
鼻水やかゆみがつらくなってきた
「今年はなかなか花粉症が終わらなくて」
「私の花粉症は今からです」
勤務先の薬局の患者さんもつらそうです。
春だけじゃなくて、
夏や秋の花粉症もあるんです。
花粉は、春だけじゃなく、
なにかしら一年中とんでいて、
種類が違うだけなんですね。
5月、6月なのに、鼻水、鼻つまりがとまらない、夏の花粉症
花粉症は、
スギなどの花粉(アレルゲン)に対して
からだが起こすアレルギー反応。
春はスギやヒノキが有名ですが、
5月、6月はイネ科植物の花粉が原因です。
イネはもちろんですが、
有名なのは雑草のカモガヤ。
あっちこっちに生えています。
スギやヒノキは木なので、
風にのって遠くまで花粉が飛んでいきますが、
雑草は背がひくいので、
そんなに遠くまでは花粉は飛んでいきません。
なので、
マスク着用とともに
雑草が生えているところには近寄らないことが
一番の予防ともいえます。
でも、ちょうど運動会や遠足などで
戸外で過ごすことが多いシーズン。
イネ科植物の花粉症のお子さんやママには
つらいですよね。
ママはマスクしながら応援できますが、
お子さんはマスクして運動会に参加するのも大変です。
アレグラなどの西洋薬の花粉症で
眠たくなると、運動どころじゃなくなってしまいます。
そういうときに、漢方薬という選択肢があることも
ぜひママに知ってほしいとおもいます。
透明な鼻水やくしゃみがとまらないときは、
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、
麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)、
鼻つまりがつらいときは、
葛根湯加川キュウ辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)
こちらの記事も参考にしてください。
春先は目がかゆい!花粉症の目のかゆみを漢方とハーブでセルフケア
授乳中のママのつらい花粉症、薬を飲んでも大丈夫?漢方薬は?
もちろん、漢方薬では眠たくなることはないです。
むしろ、麻黄という生薬の影響で
目がさえてくるかも。
その花粉症は花粉だけのせいではないのかも
でも、花粉症の鼻水や鼻つまり、目のかゆみって、
花粉だけが原因ではないんです。
強く吹く風とともにやってくる黄砂。
黄砂は大気汚染物質まで
一緒にくっつけてきてしまいます。
黄砂の成分の二酸化ケイ素は
アレルギーを悪化させる原因にもなります。
花粉と黄砂と大気汚染物質が
からだの中に一緒に入ると、
より強くアレルギー反応がおきてしまう
ということが言われています。
もともと花粉症でない人も、
症状が出やすくなってしまうようです。
(コワイ!)
私はいまのところ花粉症ではないのですが、
風が強くふく日や
黄砂がひどかった日は
鼻水もですが、目のかゆみが強くでます。
黄砂はのどにも影響して、
咳の原因にもなることもあります。
乾いた咳が続くときは、
麦門冬湯(ばくもんどうとう)という漢方薬がおすすめです。
花粉症は春だけじゃないとおもうと、
気持ちも暗くなってしまいますが・・・
漢方薬やハーブのちからをかりながら、
毎日の生活を整えつつ、のりきっていきたいですね。
この記事で他の花粉症対策についても、まとめています^^
子どもと一緒につらい花粉症を乗り切る漢方とハーブの花粉対策まとめ