甘草が含まれる漢方薬はむくみや血圧上昇の副作用に注意




「漢方薬はからだにやさしくて副作用がない」

植物など自然のものをつかっているイメージからでしょうか。
そういう方が多いです。

でも、漢方薬もお薬です。

西洋薬と比べると少ないですが、
自分にあったものを、正しく使わなかったら、副作用がおきることもあります。

甘草を含む漢方薬の副作用に注意

漢方薬の副作用というと、有名なのが、
<甘草>という生薬が使われている漢方薬です。

ハーブの世界では、甘草はリコリスとも呼ばれます。

写真は甘草(リコリス)です。
砂糖の50倍の甘さといわれています。

甘草をとり過ぎると・・・

血圧が高くなったり、
むくみ、脱力感(手足にちからが入らない)、
手足のけいれん
といった副作用がでることもあります。

甘草の中の主な有効成分(グリチルリチン酸といいます)が、
からだのなかのホルモンバランスをくるわせることでおきます。

すると、からだに水分がたまり、血液の中のカリウムが少なくなり、
高血圧や、むくみなどの症状がでてしまいます。

特に、女性の方、50歳以上の方に甘草の副作用は出やすいといわれていますが、
かなり個人差があります。

この個人差には、腸内細菌が関係していると考えられています。

甘草の成分は、胃を通り過ぎて、腸内細菌で代謝されます。
有効成分のグリチルリチン酸も、腸内細菌で分解されてからできます。

腸内細菌の種類や量は、人によって違います。

なので、甘草の効果や副作用が出る出ない=腸内細菌次第となって、
どうしても個人差ができてしまうんですね。

甘草はたくさんの漢方薬に使われています。
そして、漢方薬に含まれている甘草の量は、それぞれ違います。

他の漢方薬と比べて、甘草の量が多い漢方薬は、
副作用に気をつける必要があります。

◆甘草湯(かんぞうとう):甘草8g(1日3回飲んだ場合;1日量)

甘草だけの1種類の生薬でできている漢方薬です。
のどの痛みがひどいとき、咳のときに使われます。

◆芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう):甘草6g(1日3回飲んだ場合;1日量)

名前のとおりに、芍薬と甘草の2つの生薬からできた漢方薬です。
<漢方の痛みどめ>といわれています。
足がつったとき、腹痛、生理痛などに使われます。

どちらも、すぐに効くので、急性の痛みに使われます。

副作用がでないようにするためには、
甘草の量が多くなりすぎないように、痛いときだけ、症状がひどいときだけのむのがポイントです。

一般的には、甘草は1日5gを超えないことが目安になっています。

甘草の副作用は、とり過ぎや長期間の服用で出やすいといわれています。

でも、むくみや急な体重の変化、血圧上昇、手足に力がはいらない
といった甘草の副作用が疑われることが起きたら、
すぐに漢方薬を飲むのをやめたら大丈夫です。

あらかじめ理解して正しく使えば問題ありません。
安心して漢方薬を使ってくださいね。





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ABOUTこの記事をかいた人

清水 みゆき

ママのためのやさしい漢方薬剤師。
漢方調剤薬局につとめる現役ママ薬剤師&ハーバルセラピスト。

漢方やハーブのおかげで、家族みんな元気な笑顔で暮らしています。
一見、難しそうで敬遠されがちな漢方やハーブ。
家族の健康を守るママにこそ、その良さを知ってほしい!もっと生活に生かしてほしい!と専門性を生かして活動しています。

勤務先の薬局や地域の公民館で不定期でアロマ&ハーブ講座をリクエスト開催。
2016年度からは、完全オリジナルの漢方やハーブのオンラインレッスンをスタート。
毎回すぐにお申込みいただき、現在第8期まで開催。
「やさしい言葉でわかりやすくて、すぐに実践できる!」と好評いただいています。
ママが女性らしく生きるための漢方とハーブの講座も2016年に開催。
2019年にはオンライン講座としてスタート予定です。

■薬剤師、漢方薬・生薬認定薬剤師
■JAMHA認定ハーバルセラピスト


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