早く風邪を治すために、効果的な風邪の漢方薬の飲み方

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この記事を書いた人

清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師およびJAMHA認定ハーバルセラピストの資格を持つ専門家。
大学院卒業後、製薬企業の研究職を経て、現在は漢方調剤薬局に勤務。
漢方とハーブの知識を活かして自然の力で健康づくりをサポートする活動をしています。

勤務先の薬局での出来事です。

体質改善のために漢方薬をのんでいる患者さん。
今回は、風邪の漢方薬でした。

「今朝から頭痛とのどの痛みがひどいの。」
とかすれ声。

本当は、このあと仕事に行くつもりだったそうです。
でも、仕事を休むことができたので、
このまま家に帰って、一日ゆっくり休むことにしたとおっしゃっていました。

「この漢方薬をきちんと飲んで、からだを休ませて、
今日一日でしっかり風邪をなおすわ!」
とのこと。

この<きちんと>飲むことが大切なんです。

風邪の漢方薬を効果的に飲むコツ

からだの調子が悪くなってお薬を飲むとき、
どういうタイミングで飲みますか?

「からだの調子がもっと悪くなる前に」とすぐに薬を飲む人、

「できれば、お薬はのみたくないから」と我慢してからのむ人、

考え方はいろいろあるとおもいます。

漢方薬の場合は、我慢せずに早めに飲むことが鉄則です。

「風邪をひいたから、漢方薬を飲もう」と決めたら、
迷わずにすぐにのむのが大切です。

とにかく、
できるだけ、早いタイミングで飲むこと。

一般的に言われる漢方薬の飲み方は、
<1日3回、食事前もしくは食間の空腹時>です。

ちなみに、食間というのは、
食事の間(途中)ではないですよ。

食事と食事の間のことです。

胃に食べ物が入っていない空腹時の方が、
漢方薬の吸収がよいと言われているからです。

でも、風邪で漢方薬をのむ場合は、
空腹時とか食事の前後は気にしない方がいいです。

*お薬が胃にさわるという方はちょっと話は別です。

食事のタイミングに関係なく、
3~4時間ほどあけて、3、4回飲む

というのが、うまく漢方薬を効かせるコツです。

さらに、あたたかいお湯にとかして飲むと効果的です。

のどが痛くて、鼻水もとまらない、
風邪をひいてしまった!大変だ!
と午前中に病院を受診したとします。

診察が終わって、お薬をもらって帰ると、
もうお昼過ぎ。

最初のお薬を昼の12時ころに飲むとします。

この日の服薬のタイミングはこんな感じになります。

1回目の漢方薬を飲む時間:12時(昼)
2回目の漢方薬を飲む時間:17時(夕)
3回目の漢方薬を飲む時間:21時(寝る前)

風邪のひきはじめで寒気がゾクゾクするようなときは、
本当はもう1回、飲めるといいんですけど。

でも、漢方薬を飲むためにわざわざ起きるよりも、
ぐっすり寝る方が大切ですしね。

もともと持っている風邪をなおすちから、
からだの免疫力をアップして助けるのが漢方薬。

「漢方薬をきちんとのんで、ゆっくり休んだら、
一日でスッキリと楽になるとおもいます!」

風邪を早く治したいママさんにも、
<風邪をひいてしまったら、早めの漢方薬>
自信をもっておすすめします。