花粉症の市販薬の小青竜湯の選び方、漢方は処方の違いと副作用に注意




こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水みゆきです。

この記事では、花粉症の鼻水や鼻づまりに効く漢方薬、小青竜湯を薬局で自分で選ぶコツについてお話します。

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2016.09.13

「風邪で鼻水が出るし、花粉症にも備えたいので、
市販の漢方の小青竜湯をドラッグストアに買いに行こうとおもいます。
小青竜湯でもいろいろな種類があるみたいです。
どれを選べばいいでしょうか?」

忙しくて病院に行けない、
受診するほどひどくない、
そういう時に、まずは、漢方薬で様子をみることができたらいいですよね。

我が家でも、花粉症のシーズンは小青竜湯の出番がふえます。

小青竜湯についてはこちらに詳しく書いています。
子どもも飲める小青竜湯は花粉症にも鼻風邪や鼻炎にも役立つ漢方

小青竜湯に限らず漢方薬は
薬局やドラッグストアでも買うことができます。
ドラックストア・薬局・病院、漢方薬はどこで買える?違いはあるの?

葛根湯や小青竜湯といったメジャーな漢方薬は、ほとんど市販されています。

それでは、漢方専門の薬剤師の私が、市販の小青竜湯を選ぶ時のコツについて、詳しくお話しますね。

花粉症の漢方の小青竜湯は、副作用に注意して選ぼう

漢方に詳しい薬剤師さんがいれば、
なんでも聞いたらいいのですが、問題は漢方に詳しい人がいない場合。

そういう時に、市販の漢方薬を自分で選んで薬局で買う場合は、
まず、副作用について知っていることが大切だとおもいます。

あたり前ですが、漢方薬といえども薬です。

漢方薬の種類やその人それぞれの体質によっては、
胃の調子が悪くなったり、
むくみがでたり、
便秘や下痢気味になったり、
という副作用がでることもあります。

小青竜湯の副作用を考える場合、麻黄(まおう)という生薬がポイントになります。

麻黄の成分のひとつ、エフェドリン。
交感神経を刺激するはたらきがあります。

血圧が上がる、
動悸する、
興奮して眠れない不眠
このような副作用がおこる可能性もあります。

私も小青竜湯を飲みますが、このような副作用はおきたことがありません。
年齢や持病、体質にもよります。
おかしいなとおもったら、中止しましょう。


また、もともと胃腸が弱い体質の方が飲むと、
胃もたれしたり、気分が悪くなることがあります。

その場合は、空腹時を避けて食後に飲むことで、
副作用を防ぐこともできます。
漢方薬を食前や食間ではなく、あえて食後に飲むとよいケース

漢方薬の飲み方を変えてもダメな場合は、
麻黄が入っていない苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)を選んでもいいですね。

薬局で買える市販の漢方の小青竜湯は処方の違いに気をつけて

同じ漢方の小青竜湯でも、いろいろなメーカー(製薬会社)から販売されています。

そして、メーカーによっては、
漢方薬に入っている生薬(=材料)の量が違う、
少なかったり、処方(使われている生薬)が違うものもあります。

どうして違うのかというと・・・

副作用のリスクを避けるためにわざと生薬の量を減らしているんですね。

なので、漢方薬の生薬の量が少ない方が
万人向けというか、からだにもやさしいという考えです。

その反面、
「ドラックストアで買った漢方薬は効かない!」
そう言う方もいます。

それは、成分量が少ないことが原因のことが多いです。

病院で漢方薬をもらうときは、ツムラ○○番とか書いてあります。
(小青竜湯なら、ツムラ19番ですね)

それが、製薬メーカーがつくった医療用の漢方薬です。

医療用の漢方薬よりも入っている生薬の量が少なかったら、
効きめに差がでるのも、あたり前ですよね。

でも、ドラックストアに売っている漢方薬にも、
医療用と同じ量の生薬が入っているものもあります。

それが<満量処方(まんりょうしょほう)>の漢方薬です。

漢方薬は、材料となる生薬をどれくらい使うのか、
国の基準で細かく決められています。

なんとなく生薬を混ぜているわけじゃないんですね。

その基準の中で最大量の生薬を使ったのが、満量処方の漢方薬。

医療用と同じくらいの量なので、同じくらいの効きめも期待できます。

薬局やドラックストアで売っている漢方薬には、
パッケージラベルに<満量処方>と書いてあることもあれば、特に記載がない場合もあります。

<満量処方>と書いてあれば、
この漢方薬が医療用と同じ漢方薬ということになります。

こちらはクラシエの<満量処方>の小青竜湯。
医療用と同じ成分量です。

by カエレバ

ツムラの市販の小青竜湯。
医療用の1/2量です。

by カエレバ

こちらは錠剤タイプの小青竜湯
医療用の小青竜湯の1/2量です。

どうしても粉薬はダメ、
漢方のにおいや味が苦手という方にはありがたいですね。

by カエレバ

薬局で買える市販の漢方の小青竜湯の選び方のコツ

もちろん、漢方薬として強力なのは、満量処方の漢方薬になります。

紹介した中では、クラシエの市販の<満量処方>の小青竜湯ですね。

でも、生薬の量が少ない方がからだへの負担も少ないです。

小青竜湯の場合、麻黄の副作用が起きにくいと考えられます。

紹介した中では、ツムラの市販の小青竜湯ですね。

少ない量でも効くなら、それでも全く問題ないです。

必ずしも、成分の多い満量処方を選ぶ必要はありません。

そのあたりは、そのときの症状やその人の体質で選ぶことが大切になってきます。
(そのための薬剤師さん、専門家ですね。)

私も、小青竜湯のメーカーには、少しこだわりあります^^

まとめ

というわけで、花粉症時期に重宝する市販の小青竜湯を自分で選ぶ時のコツについて、詳しくお話しました。

漢方薬も万能薬というわけではないです。

でも、うまく使うと、
花粉症の時期の急にでる鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、
風邪のひきはじめの鼻水や軽い鼻づまり、

病院に行くほどではないけれど感じるちょっとした不調を
ひどくなる前に、やさしい方法で自分でケアすることができます。

忙しくてすぐに病院に行けないとき、
アレロックなどの市販の花粉症の西洋薬は、眠気が出てつらいとき、
薬局やドラックストアで小青竜湯を選ぶことができたら便利ですよね。

自分で市販の小青竜湯を買うときは、副作用とその処方(成分量)に気をつけて選びましょう。





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ABOUTこの記事をかいた人

清水 みゆき

ママのためのやさしい漢方薬剤師。
漢方調剤薬局につとめる現役ママ薬剤師&ハーバルセラピスト。

漢方やハーブのおかげで、家族みんな元気な笑顔で暮らしています。
一見、難しそうで敬遠されがちな漢方やハーブ。
家族の健康を守るママにこそ、その良さを知ってほしい!もっと生活に生かしてほしい!と専門性を生かして活動しています。

勤務先の薬局や地域の公民館で不定期でアロマ&ハーブ講座をリクエスト開催。
2016年度からは、完全オリジナルの漢方やハーブのオンラインレッスンをスタート。
毎回すぐにお申込みいただき、現在第8期まで開催。
「やさしい言葉でわかりやすくて、すぐに実践できる!」と好評いただいています。
ママが女性らしく生きるための漢方とハーブの講座も2016年に開催。
2019年にはオンライン講座としてスタート予定です。

■薬剤師、漢方薬・生薬認定薬剤師
■JAMHA認定ハーバルセラピスト


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