以前、うちの子どもが、「おたふく風邪かもしれない」ということがありました。
おたふく風邪は、医学的に言うと、流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)。
ムンプスウイルスというウィルスの感染でおきます。
あごから耳の下あたり(唾液腺~耳下腺)の腫れや熱がでることが多いです。
後遺症として、難聴になることもあります。
長男がおたふく風邪と疑いアリの症状は、
耳の下から頬のあたりが痛み。
漢方薬やハーブティーのおかげで悪化せずに早く治りました。
その時の経過を書きたいとおもいます。
同じ経験をしているお母さんのお役にたつとうれしいです。
子どもの頬の痛みはおたふくかぜ?それとも耳下腺炎?
ある日の夕方、小学生の長男が、
耳の下の頬が痛いと急に言い出しました。
食べると痛い!
触ると痛い!
しかも、片方だけ。
そういえば、少し腫れているような・・・。
発熱はありません。
顎関節症?
おたふく風邪?
ただの耳下腺炎?
う~ん、よくわからない。
すでに病院の診察も終わった時間だったので、
救急病院に行くよりも、おうちでできることでセルフケアすることにしました。
おたふく風邪かもしれない腫れや痛みに役立つ漢方薬、葛根湯
まずは、葛根湯を一服しました。
風邪のイメージが強い葛根湯ですが、
実は、からだの胸から上の炎症がおきたときのの特効薬です。
耳下腺炎に使われることもあります。
長男くんの場合、
発熱はなかったので少し迷いもありましたが、
結局、次の日も1日3回飲みました。
副作用を考えて生薬の量が医療用よりも少ないものもあります。
この葛根湯は病院でもらう医療用と同じ生薬量が入っています。
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おたふく風邪かもしれない腫れや痛みをやさしくサポートするハーブティー
ハーブティーも、細めに1日3~4回ほど飲みました。
免疫力アップのエキナセア、
炎症をおさえるジャーマンカモミール、
抗菌作用のあるタイムなどを組み合わせてブレンドしたハーブティーです。
(タイムを選んだのは、反復性耳下腺炎だったら細菌の影響も考えられるため)
葛根湯とハーブティーで様子をみて、次の日に病院も受診しました。
万が一、思ってもみないような病気が隠れていたら怖いですもんね。
結果、うちの子どもの場合は、おたふくかぜの確定診断がでませんでした。
なので、<疑い>のまま2日間ほど自宅安静でした。
(ちょうど夏休みだったので、学校は休まずにすみました)
おたふく風邪の潜伏期間ってながいんですよね。
症状がでるまで、2~3週間かかります。
心配していましたが、
その後も熱は出ず、腫れもひどくならず、
(片方だけの腫れのみ)
痛みも2日ほどできれいに消えていきました。
念のため、病院はもう一度受診しました。
腫れもしこりも全くなく、もうどこに行ってもいいですよとのこと。
これくらいの軽い腫れだったら、
抗体検査をしないと、おたふくかぜの確定診断はできないそうです。
お医者さんからは予防接種をすすめられましたが、
小学生の間は様子をみようとおもっています。
(おたふくかぜの予防接種は1歳過ぎに一度だけしています。)
葛根湯が効いたのか、
ハーブティーがよかったのか、
たまたま軽い耳下腺炎だったのかはよくわかりませんが、
子どもが元気になれば、それが一番!
おたふくかぜには特効薬はありません。
漢方薬やハーブといったおうちでできるやさしいケアで
症状がひどくなるのを防いで、早く治すことができれば、
子どもにとっても負担が少なくて、楽!
見守ることしかできないお母さんにとっても、
なにかしてあげられることはうれしいし、早く治ると助かりますね。