アロマ虫除けスプレーの簡単な作り方、ディートなしで子どもに安全!

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こんにちは、漢方薬剤師のみゆきです。

この記事では、毎夏、愛用している、手づくりのアロマ虫除けスプレーの簡単な作り方をご紹介します!

地元の富山で虫除けスプレーつくりのワークショップをしたり、勤務先の薬局でも、患者さんと一緒につくることがありました。

みなさん、その香りのよさに驚かれます!!!

きっと<虫除け>という言葉が、なんとなく嫌な香りを思い出させて、
そのギャップに驚くのだと思うんですが^^;

虫よけスプレーとしてはもちろんですが、そのアロマの香りににも癒されるので、ぜひ作ってみてくださいね!

 

この記事を書いた人

清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師およびJAMHA認定ハーバルセラピストの資格を持つ専門家。
大学院卒業後、製薬企業の研究職を経て、現在は漢方調剤薬局に勤務。
漢方とハーブの知識を活かして自然の力で健康づくりをサポートする活動をしています。

市販の虫除けスプレーの成分、ディートの危険性

夏になると、ドラッグストアや薬局には、いろいろな虫除けグッツが並びます。

一般的な市販の虫よけスプレーなどに使われる虫除けの成分って、知っていますか?

実は、子どもに使うには躊躇してしまうようなものが含まれていることもあります。

ドラックストアや薬局で虫よけスプレーを買うときは、

なにが使われているか、
なにが入っているか、

しっかり確認してみてくださいね。

 

市販の虫除けには、ディート(合成昆虫忌避剤)
という成分が含まれていることが多いです。

このディートは、
もともと戦争中にマラリア蚊から兵士を守るために
つくられたものだそうです。

皮膚炎や神経障害の可能性があるため、
外国では子どもへの使用を制限している国もあります。

日本でも、子どもが使うときは、
使うことができる回数が決められています。

ディートの使用について

12歳未満の小児に使用するときは、
保護者のもとで、以下の回数を目安にすること。

・生後6か月未満の乳児には使用しない。

・6か月~2歳未満:1日1回

・2歳~12歳未満:1日1~3回

 

虫除けと予防のために使うものなのに、
こんなに厳しい決まりがあるなんて、ちょっとびっくりしますよね。

 

私は子どもには使いたくないです。

だけど、蚊には刺されたくない!

自分が蚊にさされても、たいして気になりませんが、
子どもが蚊にさされると、
ひどく腫れたり、かゆがったりして、かわいそう。

ちなみに、私はかゆみ止めにもアロマを活用しています。
ステロイドだけに頼らない!自然派ママのためのアロマのかゆみ止め

できるだけ、虫除けや蚊よけも、あかちゃんにも安心して使えるものを使いたいと思うのが母ココロ。

虫よけパッチのあの香りというか臭いは、
強烈すぎて、個人的にはちょっと苦手です。

ベープマットも安全性うんぬんの前に、
あのつーんとする感じが苦手です。

というわけで、我が家では、
毎年アロマの虫よけスプレーが大活躍しています。

 

赤ちゃんにも安心のハーブの虫除けスプレー

 

アロマの虫除けスプレーはとってもいい香り。

でも、私たちにとってはいい香りでも、
虫にとっては嫌いな香りだったりします。

アロマの虫よけには、
殺虫剤のように虫を殺す働きはありません。

でも、その香りの効果で、
虫が近寄るのを嫌がるようになります。

(これを忌避作用っていいます)

 

アロマで虫除けスプレーを手づくりしよう

 

アロマ虫よけスプレーの作り方

アロマ(精油)のはたらきを使ってつくる虫除けスプレー。

虫除け効果があるアロマはいくつかありますが、
私が使うものをご紹介しますね。

ユーカリ レモン、シトロネラ、ゼラニウム
この3種類のアロマをブレンドして使います。

作り方もカンタンです。

1.50mLのスプレー容器に無水エタノールを5mLいれる。

2.精油を合計10滴いれる。

3.よく混ぜて精油を溶かす。

4.精製水を45mL加えて、出来上がり。

この作り方で、精油の濃度は1%になります。

私や小学生の我が家の子どもたちは、
直接、体や肌にスプレーしていますが、
赤ちゃんや皮膚が弱い方は、洋服にスプレーするとよいです。

香りが虫除け効果につながるので、
細めにスプレーして使うようにしてくださいね。

アロマ(精油)でつくる虫よけスプレーは、かなりメジャーになっています。
市販もされています。

手づくりは大変だなという方は、
市販のアロマ虫除けスプレーを使うのもアリですね。

 

赤ちゃんの肌に直接スプレーできる!ディートもアルコールもフリーなハーブの虫除けスプレー

 

私がつくるアロマ虫除けスプレーにも使っている
レモン ユーカリ。

蚊よけとして有名なハーブです。

レモン ユーカリのハーブウォーターも虫除けスプレーとして使うことができます。

ハーブウォーターについてはこちらのブログ記事も参考にしてくださいね。
子どもの日焼け対策には、日焼け止めだけでなくハーブや漢方も大活躍

ハーブウォーターは、おだやかで刺激が少ないので、
赤ちゃんでも、肌に直接スプレーして使うことができます。

香りもとってもさわやかです。

ケンソーのハーブウォーターはスプレータイプの容器に入っています。

詰め替えなどしないで、すぐに使えるのがとっても便利ですよ!

 

まとめ:アロマ虫除けスプレーの簡単な作り方、ディートなしで子どもに安全!

 

今回は、蚊が気になる夏の必需品、ハーブの虫除けスプレーについてお話しました。

子どもにも安心して使うことができるのは、ママにとってもうれしいですよね。

いい香りにつつまれて、嫌~な蚊から子どもを守りましょう!