こんにちは。
ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水みゆきです。
この記事では、ハーブティーをカップ一杯飲むのに必要なハーブの量について、解説します。
「ハーブティーって、なんだかよさそう!」
興味をもって、ハーブティーのお店に行った時、
インターネットのショップサイトを見た時、
ハーブティーの量が<グラム、g>で書いてあって、戸惑ったことはありませんか?
「ハーブティーを1杯飲むのに、どれくらいのハーブを使うんだろう?」
「いったい、どれくらいハーブを買ったらいいんだろう?」
こんな疑問もでてきますよね。
私の務め先の薬局では、ハーブティーも販売しています。
お客さんや患者さんからもよく聞かれる質問です。
それでは、詳しくお話していきますね!
ハーブティーを飲む時に必要なハーブの量、ティースプーンに一杯はどれくらい?
ティースプーンに1杯のハーブティーは何グラム?
ハーブティーを淹れるときによく使われるのが、<ティースプーンに1杯くらい>という言葉です。
ティースプーン山盛り1杯=だいたい1~2グラムになります。
これが、マグカップ1杯のハーブティー(100mL)を飲むときに必要なハーブの量です。
ハーブティーは、10g単位で売っていることが多いです。
なので、
ティースプーン1杯を使って飲む場合、
10gのハーブで、5,6回くらいのハーブティー飲むことができます。
(漢方とハーブの通信講座のハーブキットでは、ハーブを10グラムで準備しています。)
ハーブティーの種類によって、ティースプーン一杯のグラム数は違う
ティースプーンに1杯のハーブの量をグラムに換算すると、ハーブの種類や使う部位(場所)で変わります。

この写真のハーブは、全て10グラムずつ入っています。
同じ重さでも、見た感じの印象が、ずいぶん違いますよね。
ハーブティーは、加工されていないお茶です。
ハーブ(薬効植物)を乾燥して、刻んだだけです。
使う場所ごとに重さも違います。
かさ高いハーブは、おわんに盛り盛りって感じです。
葉(リーフ)や花びらを使うものが多いです。
例)ネトル、ラズベリーリーフ、ペパーミントなど
ひとつひとつが重いハーブは、おわんでなくて、小皿で十分なくらいです。
茎や根っこ、実が多いです。
例)ローズヒップ、フェンネルなど
なので、ジャーマンカモミールとローズヒップを比べた場合、スプーン1杯のグラム数がそれぞれ違います
葉を使ったハーブは軽いので、
同じ10gを買ったとすると、根や実のハーブよりもかさ高い=ティースプーンの杯数は多くなります。
それだけたくさんのハーブティーを飲むことができるということにもなります。
さいごに
というわけで、
ハーブティーを飲む時に必要なハーブの量についてお話してきました。
マグカップ一杯のハーブティーを飲む時に必要なハーブの量は、ティースプーンに一杯が目安です。
同じ10gのハーブティーでも、ハーブの種類によって違ってくるので、注意してくださいね。

清水 みゆき
漢方調剤薬局につとめる現役ママ薬剤師&ハーバルセラピスト。
私や家族の漢方体験談などはこちらをご覧くださいね。
一見、難しそうな漢方やハーブ。
家族の健康を守るママにこそ、良さを知って役立てて欲しい!と専門性を生かして活動しています。
2016年度からは、完全オリジナルの漢方やハーブのオンラインレッスンをスタート。毎回すぐにお申込みいただき、現在も継続開催中。
「やさしい言葉でわかりやすく、すぐに実践できる!」と好評いただいています。
■薬剤師、漢方薬・生薬認定薬剤師
■JAMHA認定ハーバルセラピスト

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