鼻づまりがひどくて、夜もぐっすり眠れない。
眠れないと、体力も元気もなくなってしまいますよね。
しかも、子どもの場合、
鼻がつまるようになると、機嫌までも悪くなってしまいます。
夜中に鼻で息ができなくなって起きて、その後なかなか眠てくれないと、
子どももお母さんもぐったりです。
病院に行ってなおったかとおもっていたら、またズルリ。
子どもは寒くなるといつも鼻水が出ているような気がします。
「ティッシュがあっという間になくなっちゃう!」
ダラダラと止まらない鼻水もつらいけれど、
ネバネバした鼻水や鼻づまりも同じくらいイヤですよね。
なかなか治らない子どもの鼻づまり、
漢方やハーブからだにやさしいケアができたらいいとおもいませんか?
こんにちは!ママのためのやさしい漢方 薬剤師の清水みゆきです。
鼻づまりは、鼻水で鼻腔がつまっているイメージがあるかもしれませんが・・・
実は、鼻づまりは、鼻の粘膜が腫れてしまったせいで、鼻腔がせまくなっている状態です。
その結果、空気の通りがわるくなって鼻がつまっている感じになっています。
だから、なかなかスッキリ治らないんです。
こどもが一生懸命に鼻水をすすっても、
お母さんががんばって鼻水吸引しても、
つまった感じは改善しなくて厄介です。
ちなみに、私はこどもの鼻水吸引するのが下手なんです。
あの鼻すいの器具を持っただけで、
子どもたちは逃げていくようになっていまいました。
(結局、ほんの数回しか使用せず・・・)
夜眠れない子どもの鼻づまりに役立つ漢方薬、葛根湯加川キュウ辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい、2番
サラサラだった鼻水がネバネバして詰まるようになって
鼻づまりがつらくなってきたら、我が家では漢方薬の出番です。
選んだ漢方薬は葛根湯加川キュウ辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)。
名前の通り、葛根湯に川キュウと辛夷を加えた漢方薬です。
川きゅうは、血行をよくして、
痛みをおさえるはたらきがあります。
頭痛にもよいです。
辛夷(しんい)は、黄色くなった鼻水の鼻づまりを改善します。
風邪のときは葛根湯といいますが、
(本当は風邪だけではもったいない葛根湯ですが)
この超有名な葛根湯に川キュウと辛夷の2つの生薬が入ると
<鼻をとおす>はたらきが加わります。
面白いですよね。
実は、葛根湯だけでも鼻づまりに使うこともあるんですが、
葛根湯加川キュウ辛夷は、さらに鼻づまりに特化したもの。
パワーアップバージョンの漢方薬です。
ちなみに、日本生まれの漢方薬なんですよ。
ドラックストアやネットでも購入することができます。
ツムラ
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透明で水っぽかった鼻水がつまってきたなと感じた時が、
飲むタイミングです。
小青竜湯(しょうせいりゅうとう、19番)の方がよいです。
こちらのブログ記事を参考にしてくださいね。
花粉症やアレルギー性鼻炎にも風邪の鼻水や咳にも使われる漢方薬
鼻水よりも鼻つまりの方がつらい
そんな時によく効く漢方薬です。
もちろん、子どもでも飲むことができます。
うちの子どももお世話になっています。
漢方薬の子どもへの飲ませ方はこちらを参考にしてくださいね。
漢方は苦くて嫌だ!と飲まない子どもに試してほしい漢方薬の飲ませ方
鼻水や鼻づまりを和らげるハーブティーの組み合わせ
鼻水や鼻づまりがつらいときは、
ハーブティーも強い味方になってくれます。
今回ご紹介するハーブは、漢方薬との飲み合わせも問題ありません。
一緒に飲んでも大丈夫です。
鼻づまりのときは、
ハーブティーの飲み方にコツがあります。
香り(湯気)を味わうことが一番のポイントです。
ハーブティーでからだ全体もあたためますが、
湯気が直接、鼻腔をあたためます。
それで、鼻の粘膜の血行がよくなって、鼻つまりが楽になります。
鼻の中の乾燥もやわらげてくれますよ。
こちらのブログ記事のブレンドハーブティーも鼻の症状に効果的です。
つらい花粉症シーズンをブレンドハーブティーでやさしくサポート
もちろん、花粉症だけじゃなくって、
風邪やアレルギー性の鼻水や鼻つまりに効果的です。
私がよく使うハーブは、
エルダーフラワー
ユーカリ
(ユーカリはアロマも効果的です)
ネトル
ヒソップ
ペパーミント
こういった鼻炎によいハーブを組み合わせるのがおすすめです。
特にペパーミントは、爽やかな香りで鼻どおりもスッキリします。
漢方薬やハーブティーは、
子供でも、大人でも、一緒に使えるのがいいところ。
我が家のこどもたちも鼻がつまるともう大騒ぎ。
タラリとも落ちてこない鼻水を一生懸命すすっています。
夜眠れない、なかなかスッキリ治らない鼻づまりには
漢方やハーブでやさしくケアしていきましょう!